大泉町のウクライナ支援について

大泉町は第二次世界大戦において、ゼロ式戦闘機を製造した軍事工場があったため、多大な空襲被害を受けましたが、戦禍を克服し県内でも有数の企業の町となりました。

このことから、平和を願う人々とともに永久平和を実現するため、2017年4月に平和都市宣言をしました。

また大泉町は、外国籍住民の在住率が約20%と、国内でも在住率が高く、あらゆる差別の撤廃をめざす人権擁護条例を全国の町村では一番最初に制定した町として国の方針を受け、ウクライナ難民の方々を前向きに受け入れることを決定致しました。

大泉町は県内で面積が一番狭い町ですが、その反面、町民の方々は心の広い人々が多く住んでいます。

また、現在も46ヵ国の人々が住み、永住・定住をされている方も多いことから外国籍の方にとっても、難民の方々にとっても住みやすい町であります。

今、私たちが支援できることは、住居(町営住宅)の無償提供、食物、多くの外国人を受け入れてきたノウハウ、子ども連れの方々に対しては日本語学級への編入などだと考えております。

本町の外国籍住民の約70%が永住定住で10年以上住んでいる方が多いことから、彼らにとっても住みやすい町であり、その利点を生かすと同時に多くの難民を受け入れたいと考えております。

多くの住民の方々にご理解を得ながら大泉町民の優しさと思いやりを実践して伝えていきたいと考えております。 

2022年3月吉日

大泉町長 村山 俊明